お客様の命を預かっているという自覚を持ち、
関係各社様のご指導を得ながら、
究極の安全に向けた絶えざる挑戦を続けて参ります。
代表的な仕事をご紹介いたします。
レール交換
列車の走行などにより摩耗や損傷が生じたレールを、新しいレールに交換する作業です。
終電通過から始発までの限られた時間内で、一致団結し、素早く、確実に完了させます。
保線作業はすべて「一人でやる仕事」ではなく「チームで動く仕事」です。
作業の流れ
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1旧レールと新レールを交換

交換前に締結をバラし、レールの傷んだ部分を切断します。山越器でレールを吊り上げ、水平移動して新レールと入れ換えます。 -
2レールを繋ぐ

レール同士を継目板で繋ぎ合わせ、レールボンドを取り付け、通電できるようにします。(レールには電気が流れています!) -
3軌道検測・建築限界・跡確認

通り、高低など基準値内に収まるようにミリ単位で調整した後、実際に列車が走行しても問題ないか確認する建築限界棒を押しているところです。この後、道具の置き忘れがないか厳正な跡確認を行い、作業終了です。
道床交換
道床とは、砕石(バラスト)で構成され、車両重量をクッションのように受け止める重要な役割を担っていますが、レール下の道床(砕石)が劣化・沈下すると軌道のゆがみや排水能力の悪化を引き起こし、安全性を保てません。
この劣化した砕石を新しい砕石と交換するのが道床交換という作業です。
作業の流れ
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1古い道床(砕石)を掘削・撤去

軌陸バックホウバケットで古い砕石を掘削した後、レール下やマクラギ下のバケットでは掘削できない箇所を専用のアーム(道床カッター・バックホウカッター)を使用して掻き出します。 -
2軌陸ダンプで新砕石を投入

踏切から転車台を使用して軌陸ダンプを載線、新砕石を運搬します。あおりは散布に最適な3方向開なので、狙った場所へ新砕石を投入・散布できます。 -
3突き固め・検測・仕上げ

軌陸四頭TTで突き固め、通り、高低等を確認、基準値内に収めます。この後、建築限界棒を押し、跡確認を実施します。(全作業共通)
社長挨拶
「安全」・「信用」・「技術力」
当社のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。私たち株式会社第一鉄道は、岩手県北上市を拠点に、JR東日本グループ・ユニオン建設株式会社様の協力会社として、東北本線・北上線の線路の保守・メンテナンス業務を担っております。列車が安全に走り、地域の皆様が当たり前のように通勤・通学・移動ができること。その“当たり前”を支えることが、私たちの仕事です。冬には、厳しい寒さと大雪の中での除雪作業が続きます。それでも私たちは、列車を待つ方々の笑顔や、「通学できたのは除雪してくださる方がいるから」といった地域の皆様からの温かい言葉に支えられ、日々の業務に誇りを持って取り組んでいます。
以前、ある方から「雪深い時でも除雪して下さる方たちがいたから電車で通学できました。除雪は危険もあり大変だと思いますが、人々の安全と命を守るために欠かせないお仕事ですので、身体に気を付けて。」とお手紙をいただいたことがあります。その言葉が、社員一人ひとりの胸に深く刻まれ、今も私たちの原動力になっています。
私は、この業界ではまだ少数派である女性社長として、日々学び、挑戦の連続の中で、戸惑いや不安を感じることもありますが、元請会社の先々代の社長からいただいた「女性社長であることを恥じることはない。決してワンマンにならず、女性らしい気配り、目配り、心配りで堂々とやっていきなさい」という言葉が、今も私の大切な指針となっています。
これからも「安全」「信用」「技術力」を礎に、新しい道具の導入や機械化を積極的に進めて作業の効率化や、社員一人ひとりの負担軽減にも取り組みながら、誰もが長く働きやすい、誇りを持てる職場をつくってまいります。そして、地域の一員として、静かに力強く、皆様の暮らしを支える存在であり続けたいと願っております。
今後とも、温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
代表取締役社長 中村 美由樹
沿革


多くの鉄路を守り続けて、35年を迎えます。
- 1976
- 1991
- 2011
- 2013
- 2019




















